東北大学金属材料研究所ワークショップ
- 中性子プラットフォームによる物質材料科学の進展 -
【内容・概要】
中性子散乱は物質科学の研究において,特徴のある研究の場を提供します.東北大学では,中性子の高度な利用を目指して,KEKとの連携で偏極度解析分光装置をJ-PARCに建設しています.この装置は,偏極パルス中性子を使った非弾性散乱実験を可能にする世界でも先駆的な分光器で,完成の暁には,磁性研究を中心に物質科学の飛躍に貢献する装置として先端利用を推進していきます.初ビームの受け入れが目前となったこの機に,中性子散乱の専門家を交えた研究成果や施設利用の話を通して,J-PARCにおける偏極中性子散乱の役割を議論するワークショップを開催いたします.
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【プログラム】
11/12 (木)
座長: 猪野隆
13:20-13:30: 藤田全基「はじめに」
13:30-14:00: 横尾哲也「偏極中性子散乱装置POLANO」
14:00-14:30: 奥隆之「J-PARCにおける3He中性子偏極フィルター開発の現状」
14:30-15:00: 川北至信「Current Status of MLF, J-PARC」
座長: 加倉井和久
15:30-16:00: 南部雄亮「POLANOで展開するこれからのサイエンス」
16:00-16:30: 青木大「f電子系化合物の磁性と超伝導」
16:30-17:00: 鳴海康雄「放射光と中性子の相補利用による強磁場物性研究 -偏極中性子への期待-」
17:00-17:30: 遠山貴巳「偏極中性子非弾性散乱で解き明かされる強相関電子系の物理」
11/13 (金)
座長: 横尾哲也
9:30-10:00: 梶本亮一「フェルミチョッパー分光器「四季」の現状とサイエンス」
10:00-10:30: 伊藤晋一「HRCにおける中性子ブリルアン散乱と金属強磁性体SrRuO3のスピン波」
10:30-11:00: 遠藤仁「中性子共鳴スピンエコー分光器群「BL06VIN-ROSE」の概要とサイエンス」
座長: 森道康
11:15-11:45: 吉澤英樹「中心対称性の欠損した結晶構造を持つ113型Ce化合物の磁性と超伝導-POLANO and instrumental suit at J-PARC/MLF-」
11:45-12:15: 金子耕士「偏極中性子が拓く強相関f電子物性」
座長: 吉澤英樹
13:30-14:00: 鈴木淳市「MLF共用ビームラインの利用促進活動」
14:00-14:30: 大友季哉「J-PARCにおける大学連携」
14:30-15:00: 藤田全基「中性子科学を紡ぐもの」
15:00-15:10: 南部雄亮「まとめ」
【日程】2015年11月12日(木) ~ 11月13日(金)
【場所】東北大学金属材料研究所国際教育研究棟
http://www.imr.tohoku.ac.jp/ja/access.html
【参加申込】不要.ただし懇親会参加の場合は,k.m.suzuki@imr.tohoku.ac.jpまで事前連絡(10/30締め切り)をお願いします.
【参加費】 無料(懇親会費: 5,000 円(予定))
【問合せ先】〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1 東北大学金属材料研究所
ワークショップ世話人
e-mail: nambu@imr.tohoku.ac.jp
南部雄亮、鈴木謙介、藤田全基
【主催】東北大学金属材料研究所 中性子物質材料研究センター
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